私は面倒くさがり帝国の初代皇帝に即位した。我が帝国の国是は「できることは明日へ、無理なことは永遠に先送り」である。国民は朝の目覚ましを最低5回スヌーズする権利を有し、「めんどくさ〜」のため息は国歌と同等の敬意を持って取り扱われる。我が国では洗濯物を畳まずにカゴから直接着用することを「革命的効率化」と呼び、皿洗いロボットの開発に国家予算の8割を投じている。靴下は片方だけ見つからなくなるという物理法則を発見した科学者には、毎年ノーベル面倒賞が授与される。さあ、面倒を感じるすべての者よ、我が帝国に集え!(ただし入国手続きが面倒なので、勝手に入ってください)