「幸せは人それぞれが決めるもの」という言葉がある。
この言葉はちょっとずるい。耳障りは良いけれど、鵜呑みにしてしまうと人生単位の負債を生みかねない。
…確かに幸せの定義は自分で決める事ができる。
でも、その幸せを運んできてくれるのは周りの人なわけで、そこは自分だけでは何とかできない。
能動的に得られる幸せだけで満足できるなら良いけれど、自分単体で出せる以上の幸せを得たいのであれば、やはり人から受ける幸せの存在は無視できない。
幸せの定義というのはこれから数十年続くはずの人生において重みがありすぎることだ。
自分定義の幸せに偏りすぎてしまうと、幸せのアンテナが弱すぎて人生単位で損をしかねない。
現実的には、幸せを決めるのは自分ではなく、マジョリティなのではないだろうか?